熱いドローンのはなし

筆者は今「ドローン」の研究をしている。

会社の本業と自分の趣味の間で研究している。
留学から帰ってきても、相変わらず好き勝手やらせてもらっていて会社には感謝しかない。

ドローンに興味を持ったきっかけ

ドローンに興味を持ったきっかけは、CEIBS留学中に、ドローン業界のドン「DJI」の存在を知ったからである。

DJIと言えば、B to C向けのドローンのマーケットシェアの70%を握っており、近々上場するのではと噂されている。

DJIの創設者フランク・ワンはHKUST(香港)の卒業生である。
香港ということと、HKUSTはMBAもあり、毎年CEIBSとランキングでアジア1、2位を競っており、勝手に親近感を感じていた。

(Founderのフランク・ワン氏↑)

DJIのブランド戦略

さて、こちらがDJIのショップの様子だが、

何かに似ていると思わないだろうか?

そう、DJIのショップは“Appleのショップ”にそっくりなのである。

実は似ているのは店内の様子だけではない。
DJIはドローン業界のAppleのような立ち位置、ブランドにあると、指摘する人は多い。
それは、「高い価格帯」、「プレミアム感を感じるデザイン」
「オープンではなく、クローズドなプラットフォーム」
の3点からそう言われていることが多い。
確実にAppleのブランド戦略を参考にしていると考えられる。

一方で、低価格、オープンプラットフォームを打ち出してDJIに対抗しようとしている企業も多くあり、Google vs Appleの構造がドローン業界でも見ること出来る。

B to Cのドローンマーケットは、DJIが制したと言っても過言ではないが、B to Bのマーケットは、まだ覇者はおらず、ドローン企業が乱立している状態である。

DJIの本社は深セン(中国)にある。中国発のブランドと言えば、多くのブランドは格安で、値段を武器に世界で戦っている印象が強いが、
HuaweiやDJIなどは、確かなブランディングを行い、ブランドプレミアムを獲得して、値下げ等することなく販売している。

ドローン研究に対するモチベーションの低下

さて話を自分の取り組んでいるドローンの話に戻す。

今自分は国際物流という業界の中に身を置いている。
物流とドローンは相性が良いように見える。
実際ラストワンマイル問題等をドローンを使って解消しようと
たくさんのベンチャーが生まれている。
素晴らしい動きである。

一方で大企業に所属しながら、ドローンを使って会社に貢献しようとすると
どうしてもドローンをコスト削減の道具として活用することがまず頭に浮かぶ。
今まで人がやってきた作業を、ドローンに置き換えることでどれだけコストカット出来るか。
そんなアイデアと投資効果の検証を繰り返す内に
最初のドローンに対するワクワクする気持ちがどこかに行ってしまっていた。

そんなあるとき、知人に聞かれた。

世界初、ドローン専用の飛行場を国中に作ろうと計画している国はどこだか知っているだろうか?

むむむ、、、難問である。
とりあえず筆者は中国かとその時は思ったが

正解は、

ルワンダである。

なぜルワンダにドローン専用の空港が建設されているのか、
とりあえず、以下の動画はとても感動するから見てもらいたい。

インフラの整備されいていないルワンダでは、必要な医療品、特に血液が必要な時に、必要な分だけ届かないという深刻な問題が発生していた。
(以下画像は全て上のYoutube動画より抜粋)

血液をオーダーしてから4時間かかるようなこともザラにあったという。

そこで発案されたのが、ドローンによる血液の輸送であった。

医者はアプリ等で血液をオーダー。
血液が保管されている横にある、ドローン飛行場からドローンを飛ばし、最終的には15−30分以内でどんな場所にも血液を届けることを目標としている。

こちらは↓このプロジェクトを勧めているZipline社のCEO。
今ではGoogle、Boeing、SpaceX等から優秀な人材が集まり、このとてつもない難題解決に向かって取り組んでいるという。

ちなみにこのような現象を、ちまたではリープフロッグ現象と呼ぶ。
よく使われる場面としては、クレジットカードが普及していない中国では、そのクレジットカードを飛び越えて、一気に電子マネーが普及した時を表現する時などに使う。

不十分なインフラのために、逆に既得権益がなく、最新の技術を受け入れやすい土壌にある場合に起こる。
このドローンの件も、インフラが不十分なために、ドローンが用いられることになった。

ワクワクする気持ちを忘れずに

しかしそんなリープフロッグ現象なんてどうでも良い。
この動画に出てくる人たちを見ていると、とてつもない使命感を感じるのはもちろんのこと、困難な状況を最新テクノロジーで解決していこうとする覚悟と、どこかワクワク感みたいなものを感じる取ることが出来る。

せっかく最新のテクノロジーを研究する機会があるので、自分の恵まれている環境に感謝を忘れずに、少しでも世の中をよく出来るように、また常にワクワクすることだけは忘れずに、ドローンと向き合っていきたい。

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