アリババの国際化と純ジャパが潜り込めた理由

実は来週一杯日本での仕事があるため、日本に出張に来ている。
しかし、みんな本当に直前まで予定をFixせず、予定は未定状態なので、本当にちゃんと日本での出張がうまくいくか、日本人の中では相当テキトウで、楽観的な自分でも心配になっている。
社内で日本人は自分一人なので、日本のことで何かあると自分に頼られることになる(=自分の責任になる)ので、気が気ではない。

アリババはゴリゴリの中国企業

アリババのキャンパスと聞いてどんなものを想像するだろうか?
あまり知られていないが、アリババのオフィスは日本人建築家の隈研吾さんによるものだ。

ビジットしたことある方なら誰しも、クソいけてる!カッコいい!
と思うことだろう。
行ったことないが、Googleの本社オフィスのようなものを想像する人もいるかもしれない。

オフィスのハード自体は確かにカッコいい。
だが、アリババは本質的にゴリゴリの中国企業である。

本社社員のほとんどは中国人、公用語もメールも全部中国語。
(社員は全員英語が喋れるので、本当に中国語が喋れない社員が混じる時のみ、英語)

外国人社員が感じる孤独感、疎外感は正直尋常ではない。
事実アリババ自身も外国人がアリババのカルチャーに馴染むことは容易ではないこと。
また優秀な外国人社員を採用しても、馴染まずにすぐに退職してしまう事例が多い事を隠さない。

グローバルリーダーシップにも変化が

アリババの国際化を先導するべく、このグローバルリーダーシッププログラムが発足した。

今年で3期目だが、最初の2期は中国での経験があるかどうか、中国語が喋れるかどうかは関係なく、とにかく一流の大学院、会社、バックグランドをもった外国人を集めていた。

しかしながら、中国人にとってもプレッシャーが大きい会社の代表としてあがるアリババは、外国人にとってはそれ以上にきつい。
その結果いくら優秀でも、あまり多くの外国人が残らないという問題がここでも生じた(リーダーシップで採用された外国人は、特にHRからケアされていたので、それ以外の採用枠に比べてそれでも離職率は低かったみたいだけど)。

結果、3期目から募集要項が変わった。
(1、2期目の募集要項)
・一流大学院卒以上
・英語ネイティブレベル
・豊富な海外経験
・キャリアを通して、素晴らしいアチーブメント
(面接)
最初複数回Skype面接→杭州本社で2日間泊まり込みで選考
(プログラム)
・リーダーシップとして採用して、配属もアリババが決める
・1年間のプログラムで、半年でグループをローテーション
・1年後に本配属
・毎月リーダーシップのメンバーで集まって集中的な研修を受ける

(3期目の募集要項)
・一流大学の学部卒以上
・英語、中国語ともにネイティブレベル
・豊富な海外経験
・キャリアを通して、素晴らしいアチーブメント
・アプライ時に、自分のバックグランドを考えて、適したグループ会社にアプライする。
(選考)
面接10回くらい
(プログラム)
・アプライ時のグループ会社で働く。
・2年間のプログラムで、ローテーションは基本なし。
・数ヶ月に一度集まって集中的な研修を受ける。

自分にとってはものスゴイ追い風だった

違いはざっとこんな感じ。
お分かりだろうか。世界中から天才たちが集まって、その中で目立つ自信は自分には全くなかったし、今もない。
それはMBA留学中に痛感したことだ。
2日間プレゼンとかグループディスカッションとかやり続けるとか地獄じゃないすか?

しかしながら、3期生から、より自分に有利な選考基準になった。
1、国際物流というバックグランド
2、中国語能力&中国生活歴=中国文化理解度
3、英語力
の合わせワザで、うまくハッキングすることができたのだと自分では思っている。
あと地味に、出身の早稲田大学が中国ではかなり有名だったのかも良かったかも。
世界的には全然知られてない大学だが、中国ではマジでみんな知ってるので、早稲田大学出身者は早稲田大学の中国語読み(ザオダオティエン)は覚えておこう。

とにかく、めちゃくちゃラッキーだったのだ。

アリババに受かることが別にゴールではなく、MBA受かった時もそうだったけど、自分の夢の実現のためのスタートに過ぎない。
なので明日からの仕事に備えて、準備をしようと思う、晚安!

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