アリババの社員旅行

アリババにはOutingと呼ばれる、チームビルディングの旅行がある。
言ってみれば社員旅行のようなものである。
各部門単位でいくので、かなりの人数になる。

社員旅行なんて昔の日本企業みたいだな、と思いつつ。
いったいどこにいくのか、いついくのか、その間の仕事はどうしたらいいのか。

疑問はたくさんあったが、ルーキーの自分はただただ周りにフォローしてついていき、願わくば場を盛り上げるのみである。

旅行先決定

6月上旬に、日時や場所の連絡がきた。

「行先は、ソウル」・・・去年年末行った。。けどこれはまあ良い。
「4泊5日」・・・結構長いな。
「木曜日に出て、月曜日に帰ってくる予定」・・・なるほど土日に休むことができなくて、帰ってきた週は大変そう。
「自腹」・・・なるほど、前の会社は社員旅行とかはなくて、何となく日本でのイメージって社員旅行って会社がお金負担してくれるイメージだったけど、まあ良い。この機会を使って、皆と仲良くなれるのならば、この際お金は問題ではない。

「社員の出席率50%未満」・・・えっ?!まじで?!参加しないっていうオプションあったの?!

Outingの取りまとめをしている社員と話をしたら、
「みんなソウルにあまり魅力を感じていないみたいだね、去年はプーケットだったからかなり高い出席率だったよ。ちなみに行先は毎年上司のAさんが決めてて、投票とかではないよ。」

なるほど、ようやくOutingに対するテンション、モチベーションについて徐々に理解してきた。
いつも通りテキトウなんだろう。
Aさんもこれだけ出席率が低かったらさぞショックだろうな。。。

出席率50%以下といっても40名以上が参加する、大旅行。
自分も以前MBAのジャパントリップで外国人を大量に引き連れたことがあったが、本当に大変だったので幹事の同僚には、本当に頭が上がらない。

実際参加してみたこのソウルOuting。
マッコリを飲んだり、海沿いをゴーカートみたいなやつで走ったり(誰も笑顔ではないが、たまたまである。)

旅程としては一般的なソウル旅行っぽいので、内容は省略して思ったことを三つ。

中国人団体旅行客として初めての旅行

ソウルは中国からも近く大量に中国人観光客が来るのだろう、我々のように中国人の団体を対象にした観光ツアーが多くきていた。
驚いたのは、恐らく現地の韓国人は近寄らない、中国人観光客のみを対象にした韓国料理屋が多数あり、我々の食事は全てそういった中国人観光客用の韓国料理屋で行われた(一日だけ自由行動日があったので、そこは除く)。

アリババの社員はそこそこ海外経験もあり、旅行慣れもしているので、当然舌も肥えている。
韓国なのに周りは中国人観光客ばかりで、現地の人は誰一人もいない、このような韓国料理屋の料理は、お世辞にも旨いとは言えず、当然アリババ社員のOutingの「料理」に対する評価は厳しいものがあった。

そしてその中国人団体観光客用の旅行、レストランに混じっている日本人としてはこれも貴重な経験だった。
いやーしかし飯はまずかった。

最大の誤算

誰のせいでもないけれど、この旅行で最大の誤算はやはりこれだろう。



トランプも我々のOutingに合わせて韓国にやってくる。

これによって交通規制で渋滞がひどく予定通り進まず。
そもそも待ち合わせの時刻にみんな遅刻してくるので、何個か予定をスキップする羽目に。

一番びっくりしたのは、1日あるフリーの日に、この状況下で半分くらいの人が、北朝鮮との国境に行きたいと、本気でツアーガイドに懇願していたこと。

ツアーガイドもあまりの圧力に、一旦持ち帰って検討する羽目に。

ただしやっぱりトランプも正にそこにきているし、実現はしなかった。
そりゃそうだろと心の中で呟いていた。

中国式のDrinking Game

夜にみんなで誰かの部屋に集まって部屋飲みをすることが多かったのだが、
様々なDringking Gameで圧倒的にきつかったのが、

スマホのアプリで適当にちょっとした下ネタワード(当然中国語、例えば童顔巨乳)がランダムで出てきて、
一人がおでこにそのスマホを当てて、その人にさされた人が、その下ネタワードを、他の言葉を使って説明し、スマホをおでこに当ててる人がそのワードを当てるというゲーム。
HSKの試験には出てこないような生きたワードの連発で、自分はほぼ活躍できなかった。

ちなみに、月曜日のお昼過ぎの便で、みんなで杭州に戻り、そのままボロボロの状態でみんなで出社してそのまま働いたが、疲れから明らかにみんなイライラしていたように感じた。

そういえば旅の終盤によく聞いた悪魔のような言葉がある。

来年は日本だな。

なんとしても阻止するべく、ネガティブキャンペーンを展開しようと思う。

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